東海さすらい旅日記【岐阜県飛騨市】鉱山のまち神岡の旅風景

 飛騨市の神岡地区は岐阜県の最北部。山を越えればその向こうは富山県。神岡はかつて東洋一の鉱山と言われた鉱山のまち。町を車で走ると、ここ各所に鉱山の風景に遭遇する。

 神岡訪問の目的は、「ガッタンゴー」(前回参照)だったが、神岡のまちもご案内いただいた。まずは、神岡のまちを見下ろせる神岡城へ。丘陵の端にある城から見下ろす神岡のまち。山あいに流れる川とその両岸に並ぶ家並み。これまで走ってきた山の風景からすると、これだけの家が集まっていることは想像しなかった。赤や青などのカラフルなトタン屋根が美しい。冬になれば、これらの屋根も一面、白に染まるのだろう。

 神岡城(歴史上の名称:東町城)の天守は模擬天守で、1970年に建てられた。犬山城と丸岡城を参考にしたというその姿は堂々とした立派な雰囲気を醸し出す。中は歴史資料館と鉱物資料館で、神岡の歴史を学ぶことができる。

 隣接地には、旧松葉家住宅。明治時代に建てられたと言われる古民家を移築し保存。明治時代からのこの地方の生活文化を伝える。

 神岡の魅力はなんといっても山、川の風景。ガッタンゴーまちなかコースの拠点のそばに見えた川の風景も絶景だった。

 最後は「道の駅宙(スカイ)ドーム神岡」で休憩&ランチ。この日は、太平洋岸から能登半島へバイクで向かうイベントが開催されており、そのチェックポイントになっているらしく、次々と全国からのバイカーたちが訪れていた。

 飲食、物販の道の駅の機能はもちろんあるが、ここの魅力は併設する「ひだ宇宙科学館カミオカラボ」。神岡には、宇宙からの微粒子「ニュートリノ」をとらえるための巨大な地下観測装置「スーパーカミオカンデ」があり、その概要をわかりやすく伝える。

 今回は初夏に訪問したが、新緑が映える山あいの風景は気持ちいい。おそらく、春夏秋冬それぞれの異なる風景が美しいのだろうと想像した。また今度、違う季節に。

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この記事を書いた人

愛知県豊橋市生まれ。
出版社、シンクタンク勤務を経て、現在は一般社団法人ほの国東三河観光ビューローのマーケティングディレクター。旅人総研代表。愛知大学地域政策学部非常勤講師(観光まちづくり論)。
東海地方を中心に、地域を盛り上げる観光事業や集客計画など、手がけてきたプロジェクトは数知れず。生まれ育った愛知県東三河に腰を据え、地元活性のために奔走する。また、旅人総研代表として、講演やフォトラベライター(旅するカメラマンライター)などの個人活動も実施。旅と写真とロックを愛する仕事人で、公私ともに、さすらいの旅人として各地を巡っている。

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