
赤塚植物園(三重県津市高野尾町)が三重県鈴鹿市で運営する、しだれ梅の研究栽培農園「鈴鹿の森庭園」では先月より今年の一般公開を開始し、夜間ライトアップも実施中です。代表的なしだれ梅の品種「呉服(くれは)しだれ」の開花が昨年より3週間ほど遅れていましたが、先週から見頃を迎え3月16日の週まで続くと予想されています。※見頃が終了する3月下旬に本年の公開を終了する予定で公開期間中は無休。
開花状況は、毎日公式SNS(Instagram、X)で更新されますのでぜひ参考にしてみてください。
樹齢100年以上、日本最古の呉服しだれと考えられる「天の龍」など名木古木の鑑賞を楽しめる

鈴鹿の森庭園では、高さ約7メートル、樹齢100年以上で日本最古と考えられる呉服しだれ「天の龍」「地の龍」をはじめ、職人が一本一本を丁寧に剪定した名木を間近に鑑賞することができます。今後の気温や天候によって見頃が長く続く場合や早く終わる場合もあるため、気になる方は早めに足を運んでみてはいかがでしょうか。
見頃後半には花びらのピンクの絨毯や終盤には職人による剪定実演も

呉服しだれの花びらが散り始めてからも、ピンクの絨毯のように花びらが積もる様子が楽しめるなど見頃が続きます。また、見頃終盤には、職人による剪定作業の実演(ガイド付き)も予定されているそうです。
幽玄な夜間ライトアップも人気

昼間とは異なる趣の幻想的な夜間ライトアップでは、シャンデリアのように照らし出されたしだれ梅の幽玄な世界を体験することができます。
公式Instagramアカウントをフォローの上、ハッシュタグ(#鈴鹿の森庭園フォトコン2025)を付け、公式アカウントをタグ付けして投稿した方の中からお花やオリジナルグッズのプレゼントがあたるフォトコンテストも実施中です。
「鈴鹿の森庭園」しだれ梅まつり
約2万平方メートルの広さの庭園に、「呉服しだれ」を中心に「白滝しだれ」「難波しだれ」「鹿児島紅」「白加賀」などしだれ梅と立ち性の梅をあわせて30品種以上、約200本が揃う「鈴鹿の森庭園」。梅の木は、剪定して新しく伸びた枝に蕾をつける性質があるため、剪定が欠かせません。特にしだれ梅は美しい樹形を整え、垂れ下がった枝が混み合うことで病虫害が発生しないように、独特な剪定技術が求められるそう。陽当たりや根の生育なども考慮し、木を移植や通路の位置を変える造成を行うなど、一年を通して梅の木の栽培管理が行われています。
場所:研究栽培農園「鈴鹿の森庭園」
住所:三重県鈴鹿市山本町151-2
TEL:059-371-1777
URL:https://www.akatsuka.gr.jp/group/suzuka/
開園日程:2025年2月15日(土)~ 3月下旬予定(公開期間中は無休)
営業時間:9:00~20:30 ※見頃時期のライトアップ実施日
※ライトアップを行わない日は16:00にて営業終了
※最終入園は営業終了時刻の30分前まで
※ライトアップは18:00頃に点灯
入園料:700円~1,800円 ※開花状況によって変動。小学生は半額、未就学児は無料
※WEBチケットはWebketにて販売(https://www.akatsuka.gr.jp/group/suzuka/webticket.html)
※入園日の前日19:00~当日19:00まで購入可能(ライトアップ期間外は当日の14:30まで)
アクセス:https://www.akatsuka.gr.jp/group/suzuka/access.html
【自動車】東名阪自動車道「鈴鹿IC」より約3km(約5分)/新名神高速道路「鈴鹿PA スマートIC(※ETC専用)」より約3km(約5分)/駐車場:約200台(無料)
【電車】近鉄四日市駅(近鉄名古屋線)、JR四日市駅(JR関西線)から約20km/近鉄菰野駅(近鉄湯の山線)から約10km
【臨時シャトルバス】JR四日市駅発着、近鉄四日市駅経由の直通バスが三重交通より期間限定で運行(2/22~3/23運行)
※掲載情報は公開日時点のものとなります