愛知県豊橋市にある「豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)」。パーク内で暮らす動物たちやのびのびと育つ植物たちの日常や季節のイベントなど、パーク内の様子を「のんほいの窓」から定期発信します!
2026年の干支は「午」。自然史博物館では年末年始恒例の企画展「干支展 ウマ」が開催されました。ウマにまつわる様々な標本の展示や、学芸員の研究の様子を見学できる特別企画など、新年ならではの展示をご紹介します。
ウマの骨格標本から太古の祖先まで、貴重な展示が勢ぞろい

12月13日(土)から1月18日(日)まで開催された「干支展 ウマ」では、ウマにまつわる多彩な標本が紹介されました。家畜として身近なウマですが、骨格標本として展示される機会は数少なく、今回はウマの頭骨、足の骨などの骨格標本が公開され、さらには、約3000万年前のウマの祖先にあたるメソヒップスの化石の展示も。また、浜松市博物館との共同企画として、郷土玩具や民具などの民族資料約25点も併せて展示されました。
名前に「ウマ」が含まれる生物たち、その由来を探ろう
展示では、名前に「ウマ」が含まれる生物や鉱物を多数紹介。カマドウマ、クチキウマなどの昆虫、ウマノキヌタアゲマキ、ペガサスノツバサ、マテガイ(馬刀貝)といった貝類、タカクラタツ、サンゴタツなどのタツノオトシゴ(英名sea horse)、メノウ(瑪瑙)、トクサ(英名horsetail)の化石、カブトガニ(horseshoe crab)など、普段は常設展示されていない豊橋市自然史博物館ならではの多岐にわたる分野の収蔵品約50点が並びました。さらに、ゼブラストーン(石)、バテイラ(貝)など形や色がウマにまつわるものも展示。名前が付けられた由来を標本を見ながら考えることができる構成となっていました。
また、ウマは家畜として人の暮らしを支えてきただけでなく、浜松張子のような玩具に表されるなど、昔から身近に親しまれていたことも紹介。神の乗り物(神使)であったことから、願いを運び災いを払う存在と信じられてきたという文化的な側面についても紹介され、絵馬や飾り馬、鈴はその信仰を今に伝える神事のかたちであることも説明されていました。
学芸員の研究現場を覗ける!「学芸員のウラワザ」

自然史博物館内の自然史スクエアでは、学芸員が普段研究棟や収蔵庫などで行っている標本作製や研究の様子を紹介する「学芸員のウラワザ」が、隔週土日の13時30分から14時30分まで開催されています。
12月は、学芸員が化石のラベルを作成。ラベルとは、博物館内に収蔵されている資料の情報を記したもので、化石の場合は、学名、採集月日、採集場所、採集者、時代、地層など、学術的に重要な情報が書かれています。このラベルがついた化石は大型映像出口付近のガチャファンとして販売されます。ガチャファンは毎月第1週目もしくは第2週目の土日に発売されますが、開始1時間程度で完売する超人気ガチャのため早目のチェックがおすすめです。1月は脊椎動物、2・3月は岩石鉱物の作業を見学できます。
新年の博物館で、新しい発見と出会おう
自然史博物館では引き続き「学芸員のウラワザ」などの企画が開催されています。学芸員への質問もできるこの機会に、普段は見ることのできない博物館の研究現場を覗いてみませんか。
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