新鉱物に新種の貝まで!のんほいの窓【2026年5月号】学芸員が厳選した約100点を一挙公開

愛知県豊橋市にある「豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)」。パーク内で暮らす動物たちやのびのびと育つ植物たちの日常や季節のイベントなど、パーク内の様子を「のんほいの窓」から定期発信します!

自然史博物館イントロホールでは、企画展『新蔵資料/学芸員の研究成果紹介展』を6月7日(日)まで開催中。令和7年度に新たに収蔵された資料のうち、学芸員が厳選した約100点が一堂に展示されています。新種の貝や新鉱物など、貴重な資料の数々をその目で確かめてみませんか。

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毎年恒例!学芸員が厳選した貴重な資料が一堂に集結

ヒグマ12個体とツキノワグマ14個体の頭骨が並び、個体ごとの違いを観察できる

『新蔵資料/学芸員の研究成果紹介展』は、毎年恒例の企画展。令和7年度に市民から寄贈された資料や、学芸員が収集・研究した貴重な資料の中から、植物・昆虫・脊椎動物・魚類・貝類・岩石鉱物の各分野の学芸員が厳選したオススメの資料を展示・紹介しています。

令和7年度に新たに収蔵された標本等は約2,300点。その中から選りすぐりの約100点が、自然史博物館イントロホールに展示されています。普段は展示室に並ばない標本が一堂にそろう、年に一度の貴重な機会をお見逃しなく。

研究報告もチェック!学芸員の成果を深掘りしてみよう

学芸員の研究報告や山崎芳江氏寄贈貝類目録など、関連資料の現物も合わせて展示されています。また、この3月に刊行された研究報告および資料集の本文は、豊橋市自然史博物館の公式ホームページにてPDFで公開されており、ダウンロードも可能。展示と合わせてチェックしてみてはいかがでしょうか。

学芸員のイチオシはこの3点!展示のハイライトをご紹介

貝殻の長さが2cm弱の小型の二枚貝「オヤイヅオキナガイ」

約100点の展示物の中には、豊橋市やその近隣市町村で採集されたものも含まれており、新種の資料となるものが私たちの身近にあることも興味深い点のひとつ。普段は展示室に並ばない学芸員イチオシの標本の中から、特に見ごたえのある3点をご紹介します。

① 地元・汐川干潟が生んだ新種の二枚貝「オヤイヅオキナガイ」

1点目は、汐川干潟に生息する「オヤイヅオキナガイ」です。新種として記載された絶滅危惧II類の地元産の二枚貝で、和名は「汐川干潟を守る会」の代表として長年活動されていた故小柳津弘氏に献名されたもの。ぜひその存在を心に刻みながら、展示をご覧ください。

② 愛知県産の新鉱物「白水雲母(シロズウンモ)」

2点目は、愛知県の田口鉱山跡で発見された新鉱物「白水雲母(シロズウンモ)」。2004年に日本産新鉱物として発表されたもので、マンガンを含む雲母の一種です。展示されている資料は虫メガネで見てもわからないほど小さなものですが、顕微鏡写真と合わせて確認することができます。肉眼では捉えきれない小さな存在の中に、大きな発見が宿っていることを実感できる展示です。

③ 間近で見られる貴重な機会!「トウカイナガレホトケドジョウ」のパラタイプ標本

3点目は、愛知県や静岡県に生息するホトケドジョウの仲間「トウカイナガレホトケドジョウ」。日本固有種で、2019年に新種として記載されました。今回の展示では、新種を記載する際に使われた標本のひとつである「パラタイプ標本」を見ることができます。パラタイプ標本を実際に間近で見られる機会はかなり貴重なので、ぜひこの機会にその目で確かめてみてください。

足元に眠る発見を、のんほいパークで体感しよう

各分野の学芸員が自信を持って選んだ資料が一堂にそろう、年に一度の貴重な企画展。それぞれの分野の魅力にふれながら、科学への興味・関心を深める絶好の機会となるでしょう。会期は6月7日(日)まで。ぜひのんほいパークを訪れて、学芸員の研究成果をその目で確かめてみませんか。

※イベントの詳細は、公式HPでご確認ください。
※記事内の情報は公開日時点のものになります。

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