今年も奥三河の秋を堪能した。同じ奥三河でも少しずつ色づきのタイミングがずれている。だから、毎週のようにどこかで紅葉・黄葉が楽しめる。誰もが知る名所から、知る人ぞ知る隠れ名所、また、名もなき個人的な名所まで。今年も巡った奥三河の紅葉&黄葉風景15選。

奥三河の秋は、愛知のてっぺん豊根村・茶臼山高原から始まる。まだ秋が始まったばかりの10月中旬から色づき始める。ダム湖のみどり湖も、まさに紅葉の湖。みどり湖から流れる大入川沿いも早くから真っ赤に染まっていた。


設楽町の東堂神社は、新しくできるダムに沈む地区にある。無人の神社に、見事な枝っぷりの大いちょうが今年も黄色い見事な絨毯を敷いてくれた。道の駅したら近くの赤松神社。ここは知る人ぞ知る紅葉の名所。川沿いに覆いかぶさる紅葉の姿は一級品。田峯観音そばの廃校には山里の秋のシンボルとも言える一本いちょうが誇らしげに立っていた。



東栄町のとうえい温泉前のトウカエデも見事なグラデーション。青空の日には、青、赤、黄、緑の色の波を見せてくれる。この移り変わりが美しい。そして、車を走らせていると雲海の山の手前に一本いちょう。いちょうは仲良し並木よりも孤高のソロが好きだ。


設楽町から新城へ抜け、鳴沢の滝へ。滝の姿は1年中変わらないが、木々の風景は移ろう。さらに作手地区へ向かうと、廃校隣りの緑の森に色づく大きな木。存在感は抜群だ。観光地図に載っていない名もなき個人的紅葉名所。また、来年も会いに来たい。


亀山城の堀の紅葉も雰囲気があり、そして再び名もなき紅葉に遭遇。ドライブしている目線に入り込む美しさに、多くの人たちがここで車を停める。


最後は誰もが知る紅葉名所、鳳来寺山。表参道にある廃校、旧門谷小学校の紅葉はいろいろな美しい表情を見せてくれる。廃校に紅葉と黄葉はよく似合う。


最後は、12月でも色づいていた鳳来寺山の紅葉。毎年、行っているが今年の紅葉はいつになく美しかった気がする。また、来年も。奥三河の紅葉・黄葉めぐりは僕の旅のルーチンだ。

