東海さすらい旅日記【愛知県蒲郡市竹島】令和時代の潮干狩り風景

 潮干狩りといえば昭和のレジャーというイメージが強い。自分も幼いころ、何度か潮干狩りへ行った。ご近所さんからも潮干狩りで採ってきたあさりやはまぐりのおすそ分けをいただくのも昭和の生活風景。時代は平成から令和へ変われど、潮干狩りレジャーは健在だった。

 ここ蒲郡市の竹島海岸には連日すごい人が集まっていた。まさに芋の子を洗うような風景。目視で数えても数千人はいただろう。潮干狩りは潮が干く日時にしか開催されないが、今年の竹島海岸は、ゴールデンウィーク中に連続7日間開催という幸運な潮目に巡り合った。

 駐車場の車のナンバープレートを見ていると面白い。もちろん、海なしエリアの尾張北部や岐阜県、長野県あたりからの率が高い。潮干狩りを楽しむのももちろんだろうが、まず海を楽しみにいらっしゃっている感じがする。

 竹島は三河湾に浮かぶ観光名所。普段、ここは海と空と島の風光明媚な風景が広がり、海に人がいる姿を目に浮かべる人は少ないだろう。そこにこの人数の人たちが貝を求めて海に入っていく。竹島橋の東側のエリアも多くの人たち。沖に浮かぶ三河大島・小島も年に何日かのこの風景にびっくりしているだろう。

 そして何より令和のレジャーを感じるのが、潮干狩りとキャンプを楽しむ光景。潮干狩りが始まる何時間も前から、海岸前の広場にはカラフルなテントが並び、セットで楽しんでいる。昔は潮干狩りだけを楽しんでいたのが、今は、潮干狩り前後にテントでピクニックを楽しむ。これが令和の潮干狩りスタイル。屋台のお店は昭和のままでも、背景は完全に令和のエンターテインメント空間に。

 ファッションもおしゃれで、おそらくアウトドアショップには潮干狩りコーナーがあるのも想像できるスタイリッシュな恰好の人も多く見かけた。

 潮干狩りシーズンは竹島周辺に美しい花も咲く。竹島橋のたもとには藤棚が、竹島を見下ろす蒲郡クラシックホテルはつつじの花が4月下旬に咲きそろう。もちろん、蒲郡には温泉もある。今シーズンの竹島の潮干狩りは6月上旬まで楽しめる。この令和の潮干狩り風景を見るだけでも価値がある。

■2026年・蒲郡の潮干狩り情報
https://www.gamagori.jp/archives/shun/r8shiohigari

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この記事を書いた人

愛知県豊橋市生まれ。
出版社、シンクタンク勤務を経て、現在は一般社団法人ほの国東三河観光ビューローのマーケティングディレクター。旅人総研代表。愛知大学地域政策学部非常勤講師(観光まちづくり論)。
東海地方を中心に、地域を盛り上げる観光事業や集客計画など、手がけてきたプロジェクトは数知れず。生まれ育った愛知県東三河に腰を据え、地元活性のために奔走する。また、旅人総研代表として、講演やフォトラベライター(旅するカメラマンライター)などの個人活動も実施。旅と写真とロックを愛する仕事人で、公私ともに、さすらいの旅人として各地を巡っている。

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