東海さすらい旅日記【愛知県東三河】初夏を彩る東三河のあじさいたち

 今年のあじさいシーズンは間もなく終わりを告げようとしている。今年は愛知県東三河各地で美しいあじさいを堪能させてもらった。渥美半島の先端部には今年グランドオープンした田原の「渥美あじさいの森」、愛知県最大規模の名所として知られる蒲郡の「形原温泉あじさいの里」、そして、豊橋のもみじ寺・普門寺では青もみじも楽しめる「普門寺あじさい祭り」、豊川の為当稲荷神社では今年初めて「あじさいまつり」を開催。そんな東三河のあじさいの彩りめぐり。 

 渥美半島の観光名所、伊良湖岬にほど近いところに「渥美あじさいの森」が5月30日にグランドオープンした。昨年にはプレオープンとして無料開放されていたが、その頃から十分見ごたえのあるあじさいの森が広がっていた。今年になって花も成長し、環境も整備され、さらに見ごたえ十分の花の名所が誕生した。

 田原市は、あじさいの生産日本一。地域にとっては誇りも愛情もあるあじさいの花が咲く。園内には展望台もあり、遠く伊勢湾に浮かぶ神島まで臨める。水路や森のベンチなども用意され、約100種・6千株のあじさいの鑑賞とともに、森歩きの癒し空間としても楽しめる。6月30日まで。

 蒲郡市の「形原温泉あじさいの里」は、愛知県最大規模の圧巻の5万株のあじさいが堪能できる。昭和時代に整備され、東海地方を代表するあじさいの名所として多くの観光客を魅了する。遠くに三河湾を臨み、夜はライトアップもされ、ホタル観賞もできるなど、さまざまな楽しみ方ができるのも魅力。こちらも6月30日まで。

 豊橋市のもみじ寺普門寺は紅葉の名所だが、初夏にはあじさいが境内を彩る。本堂に向かう旧参道の石段は「あじさい祈りの道」と名付けられ、ご住職自身が運んで並べた100鉢のあじさいが彩る。普門寺名物の花手水も美しい。紅葉の名所だけに、この時期の青もみじも映える。「あじさい祭り」は6月28日まで。

 豊川市の為当稲荷神社でも「あじさいまつり」を開催。これまでもあじさいの小径があり、毎年花を咲かせていたが、まつりとして参拝客を迎えるのは初めて。あじさいの小径、花手水、また、社殿の中はまつり期間中、竹灯籠や和傘が展示され、まつりに彩りを添える。

 それぞれ特徴のある花風景を堪能できる東三河のあじさいめぐり。東海地方でも有数のあじさい名所の集積地になった。今年間に合わない方はぜひ来年に。 

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この記事を書いた人

愛知県豊橋市生まれ。
出版社、シンクタンク勤務を経て、現在は一般社団法人ほの国東三河観光ビューローのマーケティングディレクター。旅人総研代表。愛知大学地域政策学部非常勤講師(観光まちづくり論)。
東海地方を中心に、地域を盛り上げる観光事業や集客計画など、手がけてきたプロジェクトは数知れず。生まれ育った愛知県東三河に腰を据え、地元活性のために奔走する。また、旅人総研代表として、講演やフォトラベライター(旅するカメラマンライター)などの個人活動も実施。旅と写真とロックを愛する仕事人で、公私ともに、さすらいの旅人として各地を巡っている。

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