「三河・遠州 家康街道」3部作、最後は出世の街 浜松へ。家康公が29歳から45歳までの17年間を過ごした浜松城。その後も、歴代の城主たちが幕府の要職に就いたことから、出世城と呼ばれるようになったという。

浜松駅北口で出迎える「家康くん」。ちょんまげはうなぎ、袴はピアノの鍵盤と、浜松の誇りが集約されている。まちを歩けば、ここかしこに「家康」の文字。この街では、今年1年だけのことではない。ずっとずっと家康公は浜松市民の誇りであり、シンボルでもある。


「どうする家康 浜松 大河ドラマ館」は、浜松城の城下にある。城から見下ろすと、小学校跡地のグランドには、おそらく世界一大きな葵の御紋が描かれている。


浜松城に登る。どの城でもそうだが、そのお城の殿様を思い浮べる。もちろん、ここでは徳川家康公。ここに17年間もいたという史実。



最上階から富士山が見える。家康公が眺めていた富士山の姿があまりにも美しい。



浜松城から歩いてすぐのところには、元城町東照宮。浜松最強のパワースポットとも言われることもあるらしい。ここへ行けば出世間違いなしと。


家康公の像の表情は様々だ。ここには勇ましい姿の家康公。青年時代を過ごした家康公を彷彿とさせる。



最後は、井伊家の菩提寺、龍潭寺。徳川四天王の井伊直政もここに眠る。大河ドラマでは「直虎」の菩提寺として脚光を浴びたが、再び脚光を浴びる。龍潭寺はなんといっても庭園の美しさ。色づく木々の時期がもちろんよいが、小堀遠州作の庭園自体の美しさは一年中一級品。一見の価値はある。


ホンダ、スズキ、ヤマハと世界に名だたる企業を生み出した出世の街、浜松。浜松城に日が暮れる。家康公も眺めていたであろう美しい夕景が広がっていた。

■徳川家康公ゆかりの地 出世の街 浜松(浜松・浜名湖だいすきネット)
https://hamamatsu-ieyasu.com/