東海さすらい旅日記【三重県】志摩半島から紀伊半島、シーサイドロードの旅①

 伊良湖岬から伊勢湾フェリーに乗り、伊勢志摩へ。鳥羽も伊勢も目的地としては十分すぎる魅力があるが、何度も何度も行っている。今回の旅は、志摩から東紀州へ、そしてその先の南紀までの海辺のドライブ旅。

 鳥羽港から賢島へ。賢島でランチを食べ、最初の目的地・志摩地中海村へ。名称そのままに、地中海の雰囲気満載のテーマ商業・宿泊施設。建物のデザインや英虞湾の風景とマッチしたランドスケープなど地中海気分は存分に味わえる。

 志摩市から南伊勢町を抜け、紀北町へ。前職は観光地域づくりのコンサルタントをしていた。その頃の最大の財産はお世話になった各地での思い出である。そして今の楽しみはこれらの思い出先をもう一度めぐること。そんな思い出のある紀北町へは約10年ぶり。その頃、いいなと思った紀北町の魚町を再訪。漁村文化が残され、町自体にこの町ならではの独特な雰囲気がある。その魚町をぶらり歩いた。以前より活気はなくなったらしいけど、再開発されたわけでもなく、雰囲気だけはまだ残っていた。僕の思い出めぐりは、ただ歩くだけで十分だった。やっぱりこの町が好きだ。そう思った。

 紀北町はマンボウの町。道の駅紀伊長島マンボウに立ち寄って、宿へ向かう。道の駅にはかつて志摩マリンランドにいた大きなマンボウのオブジェ。三重県民にはなじみのオブジェらしい。

 宿は海辺の四つ星ホテル。プライベートビーチ風の静かな浜辺からの風が気持ちいい。穏やかな海が心癒してくれる。朝食はスペシャルな干物バイキング。マンボウも用意されていて、初めて紀北町名物マンボウを食す。

 2日目の朝。再びシーサイドロードを走り、東紀州の世界遺産めぐりへ。(つづく)

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この記事を書いた人

愛知県豊橋市生まれ。
出版社、シンクタンク勤務を経て、現在は一般社団法人ほの国東三河観光ビューローのマーケティングディレクター。旅人総研代表。愛知大学地域政策学部非常勤講師(観光まちづくり論)。
東海地方を中心に、地域を盛り上げる観光事業や集客計画など、手がけてきたプロジェクトは数知れず。生まれ育った愛知県東三河に腰を据え、地元活性のために奔走する。また、旅人総研代表として、講演やフォトラベライター(旅するカメラマンライター)などの個人活動も実施。旅と写真とロックを愛する仕事人で、公私ともに、さすらいの旅人として各地を巡っている。

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