10/3(金)・4(土)「SDGs AICHI EXPO」開催!桜花学園高生らが製作した商品を販売

10月3日(金)と4日(土)にAichi Sky Expoで開催される「SDGs AICHI EXPO」で、ザンビア農家の副収入や雇用に繋げるための『バナナペーパーノート』と、フェアトレードの認知を拡大するためのリサイクルバッグ『TENBIN』が販売されます。これらの商品は、桜花学園高等学校の生徒たちが、フェアトレードや貧しい国々の認知拡大を目指してメーカーと製作しました。商品の誕生秘話と、販売に至るまでの道のりをご紹介します。

目次

桜花学園高生たちの強い思いがカタチに

今回、桜花学園高等学校の生徒たちが「SDGs AICHI EXPO」で販売する『バナナペーパーノート』と『リサイクルバッグ』は、生徒自身が興味をもったものについて探究する授業 “個人探究” から誕生しました。

バナナペーパーノート

誕生秘話

生徒たちは、自身がCEOやCOOを務める株式会社MieuxX(ミューズ)でフェアトレードコーヒーを扱っていました。その一方で、フェアトレード自体やその意義についての認知に課題を感じていました。

そんな中、MieuxXのリサーチを通して、ザンビアのバナナ農家で廃棄される茎から繊維を取り出して作られる、人にも環境にも優しい “バナナペーパー” の存在を知ります。しかし、バナナペーパーの認知度調査アンケートでは、9割近くの人がその名を聞いたことがないと判明。生徒たちは、このバナナペーパーをもっと多くの人に広めたいと考え、個人探求のテーマに設定しました。こうして『バナナペーパーノート』が誕生したのです。

販売までの道のり

生徒たちは、販売の第1段階としてクラウドファンディングに挑戦しました。1度目は活動自体の認知に課題があり、思うように資金が集まりませんでした。しかし、SNS運用や広報活動にも積極的に取り組んだ結果、2度目の挑戦では目標金額だった20万円を大きく上回り、総額約32万円の資金を集めることができました。

支援額が増えたことにより、ノートを増産することができました。実際にノートを手に取って購入してもらえるように、生徒自らが市内の雑貨店「コネッタ」に赴き交渉し、10冊の店頭販売が決定しました。

リサイクルバッグ「TENBIN」

“個人探究” を進める中で、生徒たちは、リサイクルペットボトルバッグのメーカーである「株式会社KNT365」を知ります。生徒たちは早速、手紙でコンタクトを取り、生徒×メーカーによるリサイクルバッグ「TENBIN」の共同制作に至りました。

デザインに込められた思い

デザインは生徒たちが担当しました。フェアトレードから着想を得て「天秤」と「パズル」を組み合わせています。決定する過程では、KNT365がデザインをブラッシュアップし、校内413名へのアンケートに基づいて色を決定するなど、多くの人々の意見が取り入れられています。

パズルにはまだ埋まっていないピースがあり、バッグの片隅には小さく「You have the missing piece to create peace」という英文が記されています。これは「世界が平和になるための欠けた一つのピースはあなたが持っているよ」という意味です。

売上の一部はブルンジ共和国へ寄付

売上の一部は、アフリカ最貧国の1つであるブルンジ共和国に寄付されます。ブルンジ共和国はアフリカ最貧国の1つで、女性の社会的立場が弱い、インフラが整っていないなどの様々な問題を抱えています。生徒たちは、このバッグが、支援が必要な国々やフェアトレードについて興味を持つきっかけとなることを強く願っています。

商品概要

■バナナペーパーノート(1,000円)
仕様:10.5cm×14.8cm/A6リングノート
購入方法:専用ECサイトにて販売中

■リサイクルバッグ「TENBIN」(4,250円)
仕様:30cm×34cm/PC・A4サイズ収納可/最大70kg収納可/洗濯機で丸洗い可
購入方法:専用ECサイトにて予約販売中 ※11月頃発送予定
生産数:100個

「SDGs AICHI EXPO」開催概要

過去のイベントの様子

日時:2025年10月3日(金) 10:00~17:00 4日(土) 10:00〜17:00
場所:Aichi Sky Expo 展示ホールC(愛知県常滑市セントレア5丁目10番1号)
主催:SDGs AICHI EXPO 実行委員会
公式ホームページ:https://sdgs-aichi.com/index.html
★当該高校生による販売は4日(土)のみの予定です
★ブースでは、桜花学園高生が手掛けたフェアトレードコーヒーの試飲とドリップバッグの販売も行います

※掲載情報は公開日時点のものとなります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

フカボリトウカイは名古屋を中心とした東海地方の街ネタや、ちょっとお得な情報などをフカボリするメディアを目指しています。

目次