科学の秋を満喫!のんほいの窓【2025年11月号】とよはし科学月間で講演会や自由研究展を開催

愛知県豊橋市にある「豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)」。パーク内で暮らす動物たちやのびのびと育つ植物たちの日常や季節のイベントなど、パーク内の様子を「のんほいの窓」から定期発信します!

毎年11月は「とよはし科学月間」として、子どもから大人まで科学に親しんでもらう取り組みが行われています。今年も自然史博物館をはじめとする市内の関係機関・施設が協力し、さまざまなイベントを開催。最先端の科学に触れる講演会や体験型ワークショップ、小中学生による自由研究展示など、科学の魅力に触れる機会が数多く提供されました。

目次

最先端の科学に触れる!名古屋大学教員による特別講演会

「森は動く?!熱帯から温帯の森での調査談」_森林での調査風景

小学3年生以上の方を対象に、自然史博物館で3つの講演会が開催されました。

①講演会「樹木の年輪が語る気候と人間の歴史」
11月2日(日)開催/中塚武さん
樹木の年輪から読み解く気候変動と人間の歴史の関わりについて解説。

②講演会「恐竜時代の日本の大地殻変動」
11月16日(日)/竹内誠さん
今から1億年前の恐竜全盛時代、日本列島で起きた想像を超える大地殻変動について、最新の分析法で明らかになった研究成果を紹介。

③講演会「森は動く?!熱帯から温帯の森での調査談」
11月24日(月・振休)/中川弥智子さん
一見すると静かに見える森林の中で起きているダイナミックな変化や、樹木と他の生き物との関わりについての興味深い調査結果を紹介。

体験型ワークショップで科学を身近に

11月23日(日)には自然史博物館学芸員によるワークショップ「スズメバチの巣を解体してみよう」が開催されました。参加費無料で、だれでも参加できるこのワークショップでは、スズメバチの巣の構造や生態について、実際に巣を解体しながら学びました。

このほかにも、科学月間中の土・日曜、祝日には、市内のさまざまな場所で講演会やワークショップが開催され、科学の知識を深め、新たな発見を楽しむ貴重な機会になりました。

小中学生の研究力に驚く!自由研究展

力作ぞろいの自然史博物館自由研究展

期間中は、豊橋市内の小中学生が取り組んだ自由研究の優秀作品が展示。生物・地学系の研究は自然史博物館で、物理・化学系の研究と科学工作は視聴覚教育センター・地下資源館でそれぞれ公開されました。

自然史博物館では市内の小学校から126点、中学校から34点、計160点もの自由研究が展示され、実物標本を使った作品も多く、子どもたちの着眼点や工夫、こだわりが詰まった研究内容は見応え十分。数年にわたって継続した研究やデータ収集など、熱意あふれる作品が多く、将来有望な研究者の卵も見つかったかもしれません。大人が学べるアイデアも満載の展示となりました。

■自由研究展示情報
・生物・地学系:自然史博物館

(11月1日(土)~11月24日(月・振休))
・物理・化学系・科学工作:視聴覚教育センター・地下資源館

(11月1日(土)~11月30日(日))

この機会に、科学の世界へ

「とよはし科学月間」は、日常の中では見過ごしがちな“科学の魅力”や“不思議”に触れられる絶好の機会です。さまざまな角度から科学の面白さを再発見し、未来への関心を広げる――この機会に、科学をもっと身近に感じ、楽しんでみてはいかがでしょうか。

豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)
公式HPはこちらhttps://www.nonhoi.jp/

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