東海さすらい旅日記【静岡県浜松市】城と街道と美術館~歴史と文化薫る二俣エリア

 スローライフな癒し空間の「ドルフィーズキャンパス」を後にし、隣町の天竜区二俣地区へ。雰囲気は一変し、城跡から旧街道、そして美術館と、歴史と文化薫るエリアを歩いた。

 まずは二俣城。決して歴史には詳しくないが、徳川軍と武田軍が争ったという史実に、ぐっと関心が高まる。城跡には天守台や土塁、堀などが残され、十分に歴史ロマンを感じる。

 城跡を離れ、旧街道沿いを歩く。ご当地出身で、浜松の英雄であるホンダの創業者を建称える「本田宗一郎ものづくり伝承館」が無料で公開されている。浜松はホンダ、スズキ、ヤマハ発祥の地。世界的に知られる製造業の発祥の地であるところが浜松のすごいところだと改めて思う。

 二俣地域は天竜川の水路と街道筋の陸路が結節していたことから、往時には静岡県では熱海と並んで栄えていたらしい。駄菓子屋兼ギャラリーを営む古民家のご主人が教えてくれた。古民家ギャラリーの中をご案内いただき、この地域の歴史と文化の深みを知る。

 街道筋にも昔の面影は残されている。江戸時代からの寺社、近代に建てられたであろう白壁の蔵、かつての旅館、現役の旅館、そして街道の店の軒先にあるなんでもない看板たちが興味深い。

 二俣のまち歩き、最後は、浜松市秋野不矩(あきのふく)美術館へ。二俣町出身の日本画家・秋野不矩氏の偉業を顕彰する美術館。美術館の設計は、建築家・藤森照信氏。外観、内観含めて独特のデザインがこの美術館の雰囲気を醸し出し、秋野作品を引き立てる。

 城と街道と美術館。深い歴史と文化の継承があってこその二俣地区の魅力。ドライブ&ウォークで充実の一日に。

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この記事を書いた人

愛知県豊橋市生まれ。
出版社、シンクタンク勤務を経て、現在は一般社団法人ほの国東三河観光ビューローのマーケティングディレクター。旅人総研代表。愛知大学地域政策学部非常勤講師(観光まちづくり論)。
東海地方を中心に、地域を盛り上げる観光事業や集客計画など、手がけてきたプロジェクトは数知れず。生まれ育った愛知県東三河に腰を据え、地元活性のために奔走する。また、旅人総研代表として、講演やフォトラベライター(旅するカメラマンライター)などの個人活動も実施。旅と写真とロックを愛する仕事人で、公私ともに、さすらいの旅人として各地を巡っている。

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