東海さすらい旅日記【愛知県豊根村】愛知のてっぺん、茶臼山高原で過ごした夏

 愛知県豊根村は、県内最高峰の茶臼山(標高1,415m)を抱く愛知のてっぺん。茶臼山高原は涼しい。山頂まで上るとさらに涼しい。酷暑という言葉があたり前の日常になったこの夏、ちょっと涼しい夏を過ごしてきた。

 高原に車を停め、茶臼山山頂を目指した。駐車場から登山道はすぐ目の前、車から降りたらすぐにハイキング開始。気軽に登れるゆる山として紹介されていたが、念のためスティックを持って登った。

 広場や森の中を抜け、茶臼山頂上までは30~40分。あいにくの曇り空で、叫びたくなるような爽快さはなかったが、初めて愛知のてっぺんに立ったという満足感。

 なんなく下り道を降りて再び茶臼山高原。愛知県内唯一のリフトに乗って、萩太郎山山頂へ。ダウンヒルが楽しめるマウンテンバイクが宙を通り過ぎる。夏から秋にかけて天空の花園にはサンパチェンスの花が咲く。7月下旬、まだ咲き始めだったが、今年もこれからの咲き具合が楽しみだ。

 天気が良ければ南アルプスの山並みが臨めるが、この日は薄曇り。それでも、山あいの風景は美しく、山頂の癒し休憩スペース「SKY GARDEN」で過ごす時間は、酷暑であったことを忘れさせてくれる。

 「恋人の聖地」の向こうには、さっき登ったばかりの茶臼山。愛知のてっぺんから見下ろす風景は壮観だ。体感が涼しいだけではない、それを見に来るだけでも心を涼ませてくれる価値はある。

 「やはず池」には、スワンボート。家族だんらん、親子、恋人たちがそれぞれの夏を楽しんでいる。高原の牧草地には放牧された牛たちが夏限定で過ごしていた。そんな風景を見ているだけでも心和む。

 茶臼山高原の夏は短い。そして紅葉も早い。冬には愛知県唯一のスキー場。そんな異日常が感じられる茶臼山高原。どの季節も居心地がいい。家から車で約2時間。そんな移動時間が気にならないほど、何度でも行ってしまう。

■豊根村観光協会「とよね旅案内所」
https://www.toyonemura-kanko.jp

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この記事を書いた人

愛知県豊橋市生まれ。
出版社、シンクタンク勤務を経て、現在は一般社団法人ほの国東三河観光ビューローのマーケティングディレクター。旅人総研代表。愛知大学地域政策学部非常勤講師(観光まちづくり論)。
東海地方を中心に、地域を盛り上げる観光事業や集客計画など、手がけてきたプロジェクトは数知れず。生まれ育った愛知県東三河に腰を据え、地元活性のために奔走する。また、旅人総研代表として、講演やフォトラベライター(旅するカメラマンライター)などの個人活動も実施。旅と写真とロックを愛する仕事人で、公私ともに、さすらいの旅人として各地を巡っている。

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