化石研究に夢中になった4日間!のんほいの窓【2026年9月号】自然史博物館サマースクールレポート

収蔵庫を見学し、実際の大きな化石に触れた子どもたち。発見時の様子や搬出の裏話にも興味津々

愛知県豊橋市にある「豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)」。パーク内で暮らす動物たちやのびのびと育つ植物たちの日常や季節のイベントなど、パーク内の様子を「のんほいの窓」から定期発信します!

今回は、のんほいパーク自然史博物館で開催された「リアル化石研究体験2026サマースクール」の様子をお届け。化石好きの参加者たちが夢中になった4日間、その内容をぜひのぞいてみてください。

目次

化石漬けの4日間「リアル化石研究体験2026サマースクール」

自然史博物館では、「リアル化石研究体験2026サマースクール」が4日間にわたり開催されました。参加したのは化石好きの中学生6人。化石のクリーニングからレプリカ作製、電子顕微鏡による観察まで、化石研究の一端を実際に体験できる、まさに「化石漬け」の内容となりました。

三葉虫やアンモナイトに挑戦!化石クリーニング&レプリカ作製

石膏を固めて作ったアンモナイト化石のレプリカ。自分で「これがいい!」と選んだ化石を、細部まで再現した

プログラムでは、三葉虫やアンモナイトの化石のクリーニングに挑戦。クリーニングした化石はさまざまな角度から撮影され、3Dデータとして記録されました。さらに、シリコーンで標本の型を取るという、アナログな手法によるレプリカも作製。完成したレプリカは参加者それぞれが持ち帰りました。工程が多く、細かなコツが必要な作業でしたが、自分の手で仕上げたレプリカはきっと特別な記念になったことでしょう。

地道な作業の先にある感動!岩石薄片作りと電子顕微鏡観察

岩石切片と化石薄片作製では、フズリナを含む岩石を使い、参加者自らが薄片を作りました。岩石片を砥石で少しずつ研ぐ地道な作業に、黙々と取り組む参加者たちでしたが、やがて薄片を光にかざすと透けて見えるようになり、「透けてきた!」と歓声が上がる場面も。電子顕微鏡では、持ち寄った標本を5000倍以上で観察し、普段は見られない世界に興味深そうに見入っていました。

化石好き同士の交流、片付けにものぞいた真剣な姿

参加者同士は同じ化石好きということもあり、すぐに打ち解け、作業の合間には楽しそうに交流する姿が見られました。作業終了後には、自分が使った道具だけでなく、机の汚れまで進んで雑巾掛けする姿も。研究に向き合う真剣さと清々しさが感じられる4日間となりました。

収蔵庫見学と「秘密の石置き場」探検も

どの作業が楽しかったかを参加者に尋ねると、多く挙がったのは化石クリーニング。さらに、プログラムでは収蔵庫の見学や、普段は公開していない「秘密の石置き場」での化石探しも行われ、化石好きにはたまらない充実した内容となりました。化石をただ観察するだけでなく、自分の手で「取り出し、かたちにし、調べる」――4日間を通して、化石研究の奥深さと面白さを存分に味わうサマースクールとなりました。

サマースクールを終えて、次の企画にも注目

「リアル化石研究体験2026サマースクール」は、化石のクリーニングや化石薄片作製、電子顕微鏡による観察など、化石研究を存分に体験した4日間となりました。自然史博物館のワークショップは、毎年4月発行の行事案内で年間スケジュールが公開されています。人気の催しは早い時期に予約が埋まることもあるため、早めの申し込みがおすすめ。ぜひ興味のあるワークショップをチェックして、参加してみてはいかがでしょうか。

※イベントの詳細は、公式ホームページでご確認ください。
※2026年9月17日時点の情報です。紹介されているイベントはすでに終了している場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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