
四季折々の表情が彩る日本には、伝統に培われた食文化や新しい技術によって生まれる味わいが各地にあふれています。「ごはん暦」は、国産の安心と安全性で大切に作られた日本各地のおいしいに隠された物語を紹介します。
三州三河みりん
みりん効果で鶏肉がふっくら 目にも涼しげな夏のごちそう
暑い日にさっぱりと食べられる目にも涼しい鶏肉のレシピ。胸肉を使っているので、さっぱりとしていながらパサつかずふわっと柔らか。「ゆでる前にみりんをもみ込んでいるので鶏肉特有のにおいを和らげ、ゆで時間さえ守ればふっくら仕上がります」とワタナベさん。表面にまぶした片栗粉がつるんとした食感を生み出し、薬味だれとのからみも抜群です。みりんを加えたたれは、上品な甘さとさわやかな酸味で奥行きのある味わいに。出来立てのあつあつでも冷やしてもお薦めです。
「砂糖と違って、甘さがすっきりとしているから夏の料理にはぴったりです」と話すワタナベさんの夏のレシピには、みりんの存在が光ります。くせのあるにおいを和らげたり、素材に味を浸透させたり。三州三河みりんのひとさじが、暑くて長い夏を乗り切る日々のレシピを支えます。
薬味をたっぷり添えたさわやかな味わい
翡翠鶏のみりん薬味だれ

材料(2人分)
三州三河みりん 大さじ1
鶏胸肉(皮なし) 250g
片栗粉 大さじ1
塩 少々
A
みょうが 2個
大葉 5枚
新ショウガ 30g
たれ
しょうゆ 大さじ1/2
酢 大さじ1/2
三州三河みりん 大さじ1と1/2
ごま油 大さじ1/2
作り方
①鶏胸肉は一口大に削ぎ切りにし、塩とみりんをもみ込む。薬味はすべて細い千切りにし、みょうがは水にさらす。
②鶏肉に片栗粉をまぶし、沸騰した湯を弱火にし、鶏肉を入れ、5分間ふたをしてゆでる。そのまま火を止めて3分間放置し、そのあと水気を切り、器に盛る。
③たれの材料をすべて鍋に入れ、ひと煮立ちさせる。
④盛りつけた鶏肉の上に薬味をのせ、熱いたれをまわしかける。



ワタナベ マキさん
料理研究家。旬の食材を使い祖母から教わった料理に現代らしさをプラスし、シンプルで丁寧な料理を心がけている。テレビ、雑誌、書籍、イベントなど多方面で活躍する一方、高校生の息子の母としても多忙な日々を送る。最新刊は『日本の一年、節目の一皿: 二十四節気七十二候+行事いろいろ」(小学館)


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三州三河みりん 株式会社角谷文次郎商店
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