東海さすらい旅日記【静岡県浜松市】真夏の浜松アートめぐり

 今年の夏も暑い。夏は観光やレジャーの最適シーズンだったのはいつまでのことか。最高予想気温40℃とか言われるとさすがに外出の気は萎える。けど、博物館や美術館は、猛暑に耐えられる涼感スポット。浜松市でも40℃予報は出ていたが、涼感求めて浜松アートめぐりへ。

 目的は浜松市美術館で開催されている企画展だったが、まずは、浜松駅近くの浜松市楽器博物館へ。何度か訪れているが、せっかく浜松に行くならと久しぶりに訪問。楽器のまちならではの日本唯一の公立楽器博物館。世界から集めた楽器の所蔵点数は3,300点以上という。アジアから欧米、アフリカから日本まで、まさに世界中の楽器を一堂に見られるのは圧巻という言葉以外に出てこない。ゆっくり2時間、3時間かけてじっくりひとつ一つの音を聞いて回りたい。ここかしこにある楽器を携えた人形たちが愛くるしい。それも世界各地から集めたコレクション。それだけでも企画展になりそうなアートたち。

 次いで訪れたのが、「ハママツクリエーターズフェス2026」。誰もが気軽に行ける・参加できるアートイベント。何名かのクリエーターたちが出展し、参加者と触れ合いながらアートを感じ、楽しむ。まさにここからアートがクリエートされていく予感。浜松のアートの未来は明るい。

 そして、目的の浜松市美術館「いま、私は現代アートと触れ合う」(主催:浜松市、中日新聞東海支社、テレビ静岡)へ。現代アートは好きで、全国の芸術祭などに足を運ぶが、様々なアーチストの作品を一堂に見られる展示会はあまり目にしてこなかった。

 草間彌生、奈良美智、村上隆、大竹伸朗などの国内勢から、アンディ・ウォーホル、バンクシー、ナムジュン・パイクなどの海外勢まで。まさにオールスターとも呼べるアーチストたちの作品群が並ぶ。それぞれの作品数は限られているが、オールスターたちの作品を間近で見られる幸福感。

 特に心を打ったのは写真家・植田正治さんの作品。何年か前の真夏の日、駅から3kmくらい歩いて汗だくで訪れた鳥取県の植田正治写真美術館。その時のことを思い出し、作品を眺めていた。あの時、植田さんの写真を見て思ったこと。そしてこの日に思ったこと。旅情は繰り返す。また、鳥取へ行きたくなってきた。

 「いま、私は現代アートと触れ合う」、会期は2026年8月30日(日)まで。

■浜松市美術館
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/artmuse/

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この記事を書いた人

愛知県豊橋市生まれ。
出版社、シンクタンク勤務を経て、現在は一般社団法人ほの国東三河観光ビューローのマーケティングディレクター。旅人総研代表。愛知大学地域政策学部非常勤講師(観光まちづくり論)。
東海地方を中心に、地域を盛り上げる観光事業や集客計画など、手がけてきたプロジェクトは数知れず。生まれ育った愛知県東三河に腰を据え、地元活性のために奔走する。また、旅人総研代表として、講演やフォトラベライター(旅するカメラマンライター)などの個人活動も実施。旅と写真とロックを愛する仕事人で、公私ともに、さすらいの旅人として各地を巡っている。

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